フォトウェディングの持ち物チェックリスト!平均準備期間や事前準備方法も解説!
フォトウェディングに必要な持ち物はなんでしょうか。結論からいうと、撮影場所(スタジオかロケーション)やテイスト(和装か洋装)により持ち物が変わります。本記事では、フォトウェディングやロケーションフォトウェディングを検討している方に向けて、必要な持ち物を解説いたします。平均準備期間やフォトウェディング前に必要な美容準備も紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
フォトウェディングの平均準備期間は?
検討から申し込み、撮影までの期間は平均2ヶ月〜3ヶ月かかります。ただし、人気のスタジオや春や秋のシーズンに撮影する場合は、平均4ヶ月〜6ヶ月の準備期間が必要です。
以下の表は、平均準備期間や検討期間をまとめたものです。
撮影場所 準備期間 検討期間 予約~実施
スタジオ 2.1ヶ月 1ヶ月 1.1ヶ月
ロケーション 2.7ヶ月 1ヶ月 1.7ヶ月
このように、平均準備期間は2ヶ月~3ヶ月になることがわかります。つまり2ヶ月~3ヶ月の間に小物や衣装の準備をしなければなりません。撮影を計画するときは、これらの期間を考慮して余裕を持ったスケジュールを立てることが大事です。では2ヶ月~3ヶ月の間に具体的に何を用意するべきなのでしょうか。
フォトウェディングに必要な小物とは?
フォトウェディングに必要な小物は2種類あり、スタジオや撮影者からレンタルを見込まれるもの、各自で用意するものです。スタジオ側が手配したものや指示されたもの以外を撮影に持ち込む場合、追加の費用として「持ち込み料」が発生することがあります。もし自分が撮影に使用したい小物や手作りのアイテムなどがある場合は、事前に持ち込み料の有無を確認しておくことが重要です。
レンタルに見込まれる小物
撮影のために必要なアイテムは、スタジオや撮影者からレンタルを見込まれる場合が多いです。レンタル料金は、衣装や小物のレンタル、ヘアメイクなどを含んだセット料金である「プラン料金」に含まれます。また、一部の和装小物やかつらなどメンテナンスが必要なアイテムは有料の場合もあります。スタジオによって用意されているアイテムは異なるため、事前にどのようなアイテムが貸し出されるのかを確認しておきましょう。スタジオによりレンタルできる小物は異なりますが、一般的にスタジオでレンタルできる小物を紹介します。
・新郎新婦の衣装
スタジオでは和装や洋装など、さまざまなスタイルの衣装を貸し出しています。新郎の場合は袴や礼服、新婦の場合は振袖やウェディングドレスが人気です。 高級な衣裳を選びたい場合は、追加料金が発生することもあります。
・アクセサリー類(ベール、グローブ、ヘッドドレス、イヤリング、ネックレスなど)
ベールは頭に被る薄い布、グローブはドレスに合わせて手にはめる手袋、ヘッドドレスは髪に飾るアクセサリーです。
・ブーケ
新婦が持つ花束であり、ウェディングシーンでよく見られるアイテムです。スタジオでは、さまざまなスタイルや色のブーケを選ぶことが見込まれます。
・和装小物
和装の撮影では、筥迫(ひこばこ)、懐剣(まいけん)、末広(すえひろ)などの和装小物が使用されます。筥迫は日本の伝統的な着物の胸元に入れる薄い箱、懐剣は帯に差し込む短い刀、末広は帯に挿しておく扇子です。
・靴や履物
スタジオで貸し出される靴や履物は、新郎と新婦が和装や洋装に合わせて選ぶことが見込まれます。例えば和装では、草履や下駄などの日本の伝統的な履物が用意されています。
各自で用意する小物
次は、各自で事前に用意する小物を紹介します。
・結婚指輪や婚約指輪
・靴
ウェディングシューズやお揃いのスニーカーなどがおすすめです。ウェディングシューズは、ウェディングドレスや和装に合わせたデザインの靴、お揃いのスニーカーはカジュアルでユニークな雰囲気を演出することが見込まれます。
・ヘアアクセサリー
手作りのヘッドアクセサリーやベールがおすすめです。
・撮影用に用意した手作り小物
例えば、ガーランドやフォトプロップスです。ガーランドはつる植物や花を編んで作られた飾りであり、ひもに造花や旗などがつけられることもあります。フォトプロップスは、ひげやメガネ、吹き出しがデザインされた棒状のアイテムです。楽しい雰囲気やテーマに合わせて使われ、写真に遊び心や個性を加えることが見込まれます
・化粧品
結婚式や撮影では、特別なメイクをしてもらうことが一般的です。ただし、普段使っている化粧品やお気に入りのアイテムを持ち込むことも可能なため、メイクにこだわりがある場合は用意しましょう。
・撮影の指示書
撮影の指示書は、撮りたいポーズやヘアメイクのイメージをカメラマンに伝えるための書類で、撮影時のトラブルを回避するために必要です。
フォトウェディングに必要な衣装とは?
小物だけでなく、衣装(下着)も事前準備が必要です。女性と男性に分けて説明いたします。
女性の場合
まずは女性の下着です。和装や洋装により必要な下着が違います。
和装
女性が和装を着る場合に必要なアイテムは、以下のとおりです。
・補正用タオルまたはてぬぐい
着物の裾や腰回りを整えるためのアイテムです。補正用タオルやてぬぐいを使用して、着物のシルエットを美しく整えましょう。
・肌襦袢(はだじゅばん)
着物の下に着る肌着です。肌襦袢は、着物との摩擦を緩和するため快適な着心地を実感できます。
・裾よけ(腰巻)
着物の裾をまとめるためのアイテムです。裾よけを使用することで、歩行時や座った時に裾が乱れるのを防ぎます。
・和装用ストッキング
着物に合わせた和装用のストッキングは、静電気の発生を防ぎスムーズな着用感を提供いたします。
・白足袋
着物と合わせて使用する白い足袋です。足袋は和装の装いを完成させるために重要です。
成人式や卒業式などで和装下着を購入した場合、それを使い回しても問題ありません。初めて和装下着を購入する方は、着物の専門店や百貨店で一式揃えましょう。
洋装
女性が洋装を着る場合に必要なアイテムは、以下のとおりです。
・ブライダルインナー
ドレス専用の下着です。ブライダルインナーは、身体にフィットし、華やかな衣装を美しく着こなすために重要です。
・ストッキング
簡単に履ける靴下タイプのストッキングがおすすめです。普段使っているストッキングを使用しても問題ありません。
男性の場合
次に男性の下着です。和装や洋装によって必要な下着が違うため、分けて説明いたします。
和装
男性が和装を着る場合に必要なアイテムは、以下のとおりです。
・UネックまたはVネックの肌着
和装のネックラインが透けないように、UネックまたはVネックの肌着を選びましょう。
・ステテコ
肌着の一種で、和装の下に着用するパンツです。ステテコは快適な着心地を提供し、下着のラインが透けないようにいたします。
・白足袋
和装に合わせて使用する白い足袋です。
白足袋は、着物の専門店や百貨店、オンラインショップなどで購入することが見込まれます。成人式や卒業式などで白足袋を購入した場合は、使い回しても問題ありません。
洋装
男性が洋装を着る場合に必要なアイテムは、以下のとおりです。
・UネックまたはVネックの肌着
洋装のネックラインが透けないように、UネックまたはVネックの肌着を選びましょう。色は白やベージュなど、透けない色合いを選ぶことが大切です。
・靴下
白や肌色の靴下が一般的ですが、こだわりやおしゃれのアクセントとして、カラーの靴下を選ぶことも見込まれます。
ロケーションフォトウェディングに必要な小物とは?
ロケーションフォトウェディングとは海やチャペル、神社仏閣などの屋外での撮影です。ロケーション撮影は屋外で行われるため、なんでも揃っているスタジオ撮影とは異なり、予期せぬ事態が起きることがあります。撮影時間は通常30分~1時間程度ですが、状況によっては長引くこともあります。ロケーション撮影を選ぶ際は、暑さや寒さに備えた対策をしっかりと行うことが重要です。
以下がロケーションフォトウェディングに必要な持ち物です。
・日傘や日焼け止め(夏の撮影時)
屋外は日差しが強いです。日傘や日焼け止めを持参し、紫外線対策を行いましょう。
・羽織ものやホッカイロ(冬の撮影時)
屋外は寒いため、羽織ものやホッカイロなど体を温めるアイテムがあると安心です。
・手鏡
撮影前や途中の隙間時間にメイクやヘアチェックをしたい時に活躍します。便利です。
・一口大のお菓子
撮影中にお腹が空くことがあります。一口大のお菓子を用意しておくことをおすすめいたします。
・酔い止め
ロケーションまでの移動手段が車の場合、車酔い対策として酔い止めを持っておくことをおすすめいたします。
・現金
必要経費や急な出費に備えて、現金を用意しておくと安心です。
これらの持ち物を用意して、ロケーションフォトウェディングをより快適に楽しむことが見込まれます。
事前準備は何する必要がある?
フォトウェディング当日までに準備するものはわかりました。しかし、必要な物を買いそろえるだけでなく、ほかにも事前準備が必要です。例えば、必要なものをリスト化したり、半年前くらいから美容準備することです。順番に説明いたします。
必要なものをリスト化する
当日必要なアイテムを忘れないようにするために、事前にリストを作成しましょう。リストアップすることで、何が必要かを明確に把握できます。そして、準備を進める際には、リストを確認しながら進めることで、忘れ物のリスクを減らすことが見込まれます。 半年前くらいから美容準備する 数ヶ月前から始める美容準備も大切です。一生の想い出として残るため美しい姿で撮影に挑むことをおすすめいたします。
以下が、美容準備です。
・脱毛やシェービング
シェービングとは、剃刀や電気シェーバーを使って、体毛を剃ることです。ブライダルシェービングを受けると、産毛がなくなり写真写りやメイクの仕上がりも格段によくなるため、おすすめです。ただし、エステやシェービングは肌に合わない場合があるため、撮影日の1週間前に施術をしてもらい、肌トラブルが起きても支障がないようにしましょう。
・ブライダルエステやスキンケア
痩身やニキビケアなど、自分の悩みに合わせたコースを選んでください。効果が現れるまでに1ヶ月〜2ヶ月かかります。
・歯のホワイトニング
白い歯にすることで、より魅力的な写真が撮れます。3か月〜6ヶ月前に始めると、十分な効果が得られます。
・ネイル
撮影直前にネイルをすることで、手元が華やかに見えます。撮影日の1週間前にネイルサロンに行き、自分の好みに合わせたデザインを選びましょう。
・ヘアケア
髪の毛も撮影時に美しく見せるために、ヘアケアに時間をかけましょう。撮影日の1週間前に、トリートメントやカットなど必要なケアを行ってください。
・短期集中パック(肌のケア)
肌の毛穴を引き締めて肌のキメを整えるために、短期間で集中的に使う高密度パックが効果的です。2週間前からの準備で間に合うため、時間がない方におすすめです。ただし、長期間の高密度パックの使用は肌に負担をかける可能性があるので注意しましょう。
・猫背矯正
美しくまっすぐな姿勢で撮影することで、結婚式当日の写真や動画がきれいに撮れます。整体に通って猫背を正し、定着するまで3ヶ月~6ヶ月かかります。
美容準備はフォトウェディングが決まったら早めに取り組むことが重要です。とくにダイエットやスキンケア、ヘアケアには一定の期間をかけることで、より成果が得られます。
まとめ
まずフォトウェディングのスタジオや撮影者に、レンタルを見込まれるアイテムを聞き尋ねます。その際にレンタル料金がプラン料金に含まれているのか追加料金が必要な場合があるのか確認しましょう。
次にレンタルを見込まれるアイテムが決まったら、自分で用意するアイテムを決めます。結婚指輪や婚約指輪、靴、撮影の指示書、テイストに合わせた下着などです。 そのほかにも、数ヶ月前から始める美容準備も大切です。より綺麗な写真が撮れるよう、脱毛やスキンケア、ヘアケアなど準備しておきましょう。
フォトウェディングは一生の思い出となる特別な日なので、準備にはじっくり時間をかけて慎重に取り組むことが重要です。細部にまでこだわり、自分らしさを引き出した最高の写真を撮ってください。