ジムニーサスペンション

人気車種ジムニー!!その優れたサスペンションの性能とは?!

ジムニーは軽自動車でありながら、軽自動車らしからぬボディデザインと機能性が特徴の人気車種の一つです。ジムニーのサスペンションは、その性能の高さに定評があり、最新モデルはその優れた性能がさらにパワーアップして登場しています。ここでは、人気車種であるジムニーのサスペンションについて色々お届けします。

ジムニーとはどんな車?

軽自動車枠をフル活用したデザイン

ジムニーサスペンション

ジムニーの昨年上半期の販売台数は約1万6600台と、車全体の売り上げ順位としては13位になりますが、売り上げ上位はトールワゴンが多くライバル車がいないとは言え、驚くべき販売実績を誇った人気車種です。ジムニーはボディデザインが軽自動車らしくなく、堂々とした体躯ボディが魅力であり特徴です。もちろん軽自動車の規格に定められて造られていますが、軽自動車枠をフル活用した大きなボディは、「一見、軽自動車には見えない」と多くのユーザーに好評を得ています。

カテゴリー以上の車に見える

ジムニーのフォルムは、高級車メルセデスベンツ・Gクラスを彷彿させ、デザイナーによって考え抜かれた衣装が功を奏して魅力を放っています。車に使用されている部品は、それ程他の軽自動車と変わりませんが、カテゴリー以上の車に見えるところもジムニーの美点と言えます。

ジムニーサスペンション

多くの人を魅了するジムニーの魅力とは?

他車には真似できない悪路走破性
ジムニーサスペンション

軽量でコンパクトなジムニーは、ランドクルーザー、Gクラス、JEEPラングラーでは真似する事のできないクロスカントリー走行が可能です。サブトランスファーによって、わずか660ccしかない排気量でも、十二分に強力な力を発揮します。先代ジムニーでは10tトラックを軽々と牽引するなど、ジムニーユーザーの中には4WD-Lowギア比が付いていると言うところに魅力を感じている方もいます。

性能を裏打ちする車の造り

ラダーフレーム構造やリジッドアクスル式サスペンションは、高オフロード性能を実現し長期耐用年数を発揮してくれます。他の軽自動車よりジムニーのリセールバリューが良いのは、車の造りにそれらが採用されているからです。世界の自動車の中でもジムニーのような車は唯一無二と言えます。こうした、他車と比較できないオリジナリティがある事が、軽自動車を感じさせない要素になっています。初代登場から様々な技術で車の造りに磨きをかけてきた事で、小型四輪駆動車のカテゴリーを確立しています。
また、現行型ジムニーは様々な電子デバイスを採用しており、代表的なもので言えば、スズキセーフティサポートやブレーキLSDトラクションコントロールなどが挙げられます。しかし、高性能の基幹として50年間変更の無かった伝統的な基本構造が、ジムニーの進化を支えています。その構造と最新技術が融合する事によって、普通車や中型車クラスのSUVが真似できないオン・オフ性能の実現に成功しています。

ジムニーサスペンション

ジムニーのサスペンション構造とは?

ジムニーのサスペンション構造には、3リンクリジッドアクスル式コイルスプリング形式になっています。リジッドアクスル式とは車軸式の意味で、1本の車軸で左右の車輪が繋がっているサスペンションです。逆に、左右の車輪が独立動作するサスペンションを独立懸架式と言います。では、具体的に2タイプの構造を見ていきましょう。

ジムニーサスペンション
リジッドアクスル式
リジッドアクスル式は、頑丈な多くの鋼筒から造られています。その中に車軸やディファレンシャルギアが入っており頑丈な筒なので、岩などにぶつけても壊れる事はありません。また、車軸の丈夫さは対荷重性能にも優れています。また、左右の車輪が1本軸で繋がっており連動して動く為、オフロードでは有利です。例えば、泥などの滑りやすい路面では、タイヤ摩擦力が低下します。リジッド式は、片輪が少し持ち上がればシーソー原理によって、もう片方の1輪を下に落ち着く事ができる為、トラクションが高まります。なので、オフロードを走るには最適です。さらに、独立懸架式に比べると構造物が少ない事から、サスペンションが何かトラブルを起こしても、比較的修理がしやすい点もメリットです。
独立懸架式
独立懸架式は、リジッドアクスル式とは異なり、左右の車輪が独立して動きます。なので、凹凸路面の走行も左右の車輪が別々に動きよく衝撃吸収してくれる為、走行の快適性を発揮します。また、路面追従性にも優れており、高運動性能も発揮します。さらに、サスペンションが軽量構造なので、これらの幾つものメリットが高く発揮されます。
サスペンションの構造物の重さをバネ下重量と言いますが、重いと動作の慣性モーメントが大きくなり動きにくくなり、軽いとモーメントが低くなりよく動きます。また、軽量化による運動性能アップで低燃費にも繫がっています。独立懸架式は主に乗用車やオンロード走行メインのSUVに採用されている場合が多いです。

サスペンションのパーツの役割とは?

コイルスプリングとダンパーの役割
サスペンションには、左右を繋ぐ車軸に巻きバネのコイルスプリングが付いています。当初は、板バネのリーフスプリングでしたが、より動き反発力調整が容易なコイルスプリングが現在は付けられています。また、スプリングと言うのは、路面からの入力吸収で衝撃ショックを緩和します。しかし、一度反発して動き始めると伸縮を繰り返して動き続けてしまう為、そこでダンパーが活躍してくれます。ダンパーは、スプリング伸縮速度を調整し、サスペンションの動きを快適にしてくれるパーツです。例えば、高速道路走行中の道路の繋ぎ目を越えた後、いつまでも車体が伸縮しないのは、スプリングの動きを適度にダンパーが抑えるからです。また、同じ高さの段差を高速、または、低速で越えた場合、サスペンションのトラベル量が異なるのもダンパー効果です。このように、ダンパーはスプリングの動量と動く速さ調整を行う減衰力の役割を果たしています。
リンクの役割
リンクは、ある程度サスペンションの動きをある規制し、理想的な動きにしてくれるパーツになります。フロントには後方に伸びている棒、リアには前方に棒が付いています。フロントの棒はリーディングアーム、リアの棒はトレーリングアームと言います。前後に各2本ずつ付いており、両者とも車軸の前後位置を定める為の役割を果たしています。
ジムニーサスペンション

新型ジムニーの進化は乗車してこそ実感できる!

新型ジムニーの魅力について

ナチュラルなハンドリング
エンジニアの努力によりナチュラルなハンドリングが実現されています。バネ下重量の重いリジッドサスでは瞬発的操舵で反応が遅れる事もありますが、新型ジムニーはリニアに車両が反応します。
乗り心地の改善
乗り心地も一段と良くなっています。従来とほぼ同サイズのコイルスプリングとダンパーが付いていますが、懐の広い脚周りになっています。最後までダンピングがソフトで、路面からの細かな入力をよく吸収し路面追従性が抜群で、コーナリングも不安がありません。また、パワーユニットと相性が良く、出力特性やATシフトスケジュールなどの十分な見直しで、オンロードではストレスを感じず走行可能です。
ブレーキLSDトラクションコントロール
ブレーキLSDトラクションコントロールは、ABSユニットが使用されており、車輪が空転を始めるとブレーキをかけて止め、反対側のタイヤ駆動力を維持させる電子デバイスになります。基本的に自動車と言うのは、左右の車輪に発生する回転差を吸収させて曲がりますが、ディファレンシャルギアの差動装置が左右の車輪を繋ぐドライブシャフトの間に付いています。しかし、片側一輪が空転してしまうと反対側の一輪が完全に駆動力が止まる弱点があります。それを防止する為に、リミテッド・スリップ・デフやデフロックと言われる差動制限装置を付けます。ブレーキLSDトラクションコントロールは、ブレーキを自動的にかける事で、これらの代わりの役割を果たします。
今までジムニーは、ノーマルでは差動制限装置を持っておらず、オフロードを走行する為にはテクニックが必要な部分がありましたが、電子デバイスが付きテクニックは最低限のもので良くなっています。また、車輪も溝の深いオフロードタイヤで無くても走行可能であるメリットも生まれています。